1982 Harley-Davidson FXB Sturgis
 
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続きです。

どうするもこうするも、もうこのまま組むわけにもいきません。
よく見ると反対側(キャブ側になります)も
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こんな感じです。
こっち側にもPinが擦れてるんでしょうか?
大体、Pinを留めているはずのピストンピンロックリングはどこへ行ってしまったのでしょう?
擦れてなくなってしまった?(笑)
それともクランクケースの中に落ちて…

それってかなりヤバイ状態では?

とりあえずシリンダーを外す準備をします。
シリンダーを抜き取る際に、万が一ロックリング(若しくはその残骸)が残っていて、クランクケースに落ちてしまうのを避けるため、ピストンが見えてくる前にクランクケース側に養生します。
そぉっとシリンダーを抜きました。
養生した布の上にはなにも落ちてきませんでした。

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Pinが飛び出してきています。

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反対側(キャブ側) ロックリングは付いてます。

ピストンピンプーラーでPinを抜きます。
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リングは入っていませんでした。
ピストンの壁の傷が気になります。

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反対側の傷。
なぜこんな傷が???

ロックリングはいずこへ???

悩んでいても進みません。
とにかくロックリングを探さないとなりません。
入れ忘れたのか?それとも既にクランクケースの中に落ちていて、奇跡的にどこかでじっとしてるのか?

皆さんご存じの通り、ハーレーの潤滑方式はドライサンプです。
クランクケースの中にはオイル溜まり(つまりオイルパン)はありません。
ですからほとんどクランクケースの中にはオイルは無いのですが、それも少しは残っています。
オマケにクランクケースは上下分割ではなく左右分割のため、底を開けて確認という手は使えません。
もちろん上から覗いて見た感じではなにもわかりません。
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はたしてロックリングは落ちているのか?
まずはマグネットが先に付いた棒でクランクケースの中を探ってみました。
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破片でも見つかれば、即クランクケースを割る覚悟をしなければなりません。
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が…

非常に細かい鉄粉?は付いてくるのですが、固まりの様なモノは一つも付いてきません。
鉄粉と言っても細かくてフィルターも抜けていくくらいのモノです。
もしかしたら入ってない(つまり自分が付け忘れた)可能性が大きくなってきました。

と言っても確信はありません。
本当に安心(確認)するためには、クランクケースを割って中を確認する以外のすべは無いのです。
(富良野の師匠には絶対割った方が良いとまで言われましたが)
割るのはイイのですが(イクナイぞ)、もし割ったとしても、再び組み立てるスキルも工具もありません。

ここは「リングの欠片」が出てこないことを祈りつつ、それでも探すしかありません。

それと、傷ついてしまったシリンダーは自己治癒しませんので、新たなシリンダーとピストンを手配しなければなりません。

003Overとはいえ、折角の純正シリンダーをおシャカにしてしまった悲しみを堪え、急いでシリンダーとピストン、リングを発注しました。
到着のタイミングは、54B師が再び我が街に来られる2日前!
それまでにクランクケースの中にロックリングが落ちていないことを確認して、
新しいシリンダー、ピストンのSetupを完了せねばならないのです。

今回注文したシリンダーはDSのスタンダードサイズ。ピストンもDS、リングはハスティングです。
DSのCatalogを見るとシリンダーのボアがピストンより0.02inch位小さいんです。
注意書き?を訳してみると、どうやら使う前にボーリングorホーニングをちゃんとやってから使え とあります。
と言うことはモノが到着してからすぐに内燃機やに持ち込んで、合わせないとイケナイと言うことです。
益々時間がありません。

そんな中、54B師がFXBにて我が街に到着されました。
歓待もそこそこに早速グラージで件のシリンダーとピストンを診てもらいました。
じっくりと眺めること数十分、師の見立ては「付け忘れじゃないか?」とのことでした。
まずは一安心…
その後少しでもNewシリンダーの仕上がりを早くするために、富良野の師匠に、地元の内燃機やで信用できるところを教えてもらい、飛び込みでシリンダ仕上げの予約&相談に行きました。
溝が掘れたシリンダーとピストン持って。
事情を説明し件のブツを見せ、見解をお聞きしたところ、まず間違いなくロックリングの付け忘れだろうと言われました。(^。^;)ホッ
これでクランクケースを割らずに組み直す決心がつきました。

となると、シリンダーが来るまでの間に、少しでもクランクケース内、オイルタンク内をきれいにしておかなければなりません。
なんたってあれだけ削れてるんですから、その粉?は尋常ではない量と思われます。
清掃という意味でも、本当はクランクケース割って隅々まできれいにしなければならないとは思うのですが…

まずは灯油、ガソリン、ゆるゆるのオイル(ホムセンで売ってる一番ゆるいヤツ5W20)を用意しました。
オイルタンク内のオイルを抜いて、灯油で洗います。
その後ガソリンで灯油を飛ばし、乾かします。
これでタンク内はきれいになりました。

次はクランクケースです。
最初は灯油をクランクケースいっぱいに満たします。
マグネットの指示棒を中に入れて出来る限り攪拌しながら金属粉を取り除きます。
ゆっくりキックを下げてクランクを回して、またマグネットで金属粉を探します。
時間をおいて、何回かこの作業を繰り返し、マグネットには金属粉が付かなくなりました。
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改造した灯油ポンプ(しょう油ちゅるちゅる?)で出来る限り灯油を抜き去り、
次にガソリンで満たします。
ガソリンは浸透性が高いのでガスケットを傷めそうです。
すぐにまたポンプで吸い上げます。
最後はゆるいオイルを入れてゆっくりとですが何回もクランキングさせオイルを回します。
ある程度クランキングした後、またマグネット指示棒を突っ込み金属粉の有無を確認。
まだ少しあったので、再び灯油から…
3工程ほど繰り返すとマグネット指示棒には一切金属粉が付かなくなりました。
これでようやくシリンダーを組むことが出来ます。

この作業が終わったのがお盆も過ぎた19日の夜中…


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